【肩の痛み】五十肩や肩関節周囲炎の原因と効果的なストレッチ
2023/12/29
こんにちは。神戸の元町でストレッチ専門店をしています、神経系ストレッチ バイスト KOBEです。今回のコラムは、「五十肩」についてです。
肩関節周囲炎や五十肩という病気を、一度は聞いたことがあると思います。この疾患は肩の痛みを引き起こし、肩の可動域が制限されることがあります。原因は多岐にわたり、この疾患になってしまうと日常生活に大きく影響してしまいます。そのため、予防や改善するためには効果的なストレッチ方法を知ることが必要です。本記事では、五十肩や肩関節周囲炎の原因とともに、効果的なストレッチ方法について詳しく紹介していきます。
目次
五十肩や肩関節周囲炎の原因とは?
肩の痛みで悩む方にとって、五十肩や肩関節周囲炎は非常に辛い症状です。しかし、その原因は様々で、単純に肩を酷使しすぎる以外にも、加齢や遺伝的な要因も関係していると考えられています。また、姿勢の悪さやストレス、生活習慣の乱れなども影響しているとされています。 五十肩は40~65歳前後から発症することが多く、肩周りの筋肉や腱、関節に悪影響を及ぼします。一方、肩関節周囲炎は、炎症が原因で肩周りの痛みや運動制限が起こる症状です。肩関節周囲炎のリスクファクターとして、糖尿病やデスクワークがあげられます。これらの症状を予防・改善するためには、普段から肩周りの筋肉を柔らかく保つことが大切です。ストレッチや運動、姿勢の改善などを行い、肩周りの筋肉の緊張を軽減し、運動時などにかかる肩関節への負担を軽減することが必要です。また、肩の痛みを感じた場合には、すぐに専門医に相談することが重要です。早期発見・治療により、悪化を防ぎ、健康な肩を保つことができます。
五十肩・肩関節周囲炎の改善に効果的なストレッチ方法
肩関節周囲炎は、肩の付け根や腕の付け根に痛みが現れる疾患です。その原因は、肩周囲の筋肉の硬直や炎症によるものが多く見られます。この痛みを改善するためには、ストレッチが有効的です。肩関節周囲炎の場合は、肩周囲の筋肉にアプローチすることが大切で、肩甲骨周辺の筋肉を柔らかくすることが必要です。 まずは、壁を使ったストレッチを行います。壁に向かって腕を伸ばし、手のひらを壁につけます。そのまま体を前に倒し、肩周囲の筋肉を伸ばします。このストレッチを30秒間キープしましょう。また、肩関節周囲炎には、ストレッチポールを使ったストレッチも有効的です。ストレッチポールを肩甲骨同士の内側に当てた状態で寝転ぶと、背中が伸ばされ、胸の開きが促進されます。このストレッチも同様に30秒間保持しましょう。次に、肩の前に手を組んで、背中を丸めた状態から、肘を左右に引っ張るようにし、肩甲骨同士を引っ張るようにしましょう。また、本来の姿勢を取り戻すために、胸を張って胸を前に出し、肩甲骨を回転させるストレッチも有効です。以上のように、肩関節周囲炎の改善には、肩周囲の筋肉を柔らかくするストレッチが大切です。症状が出だした初期のころや、痛みが強い場合や、ストレッチにより症状が悪化してしまう場合がありますので、自己判断でせず、必ず医師など専門家に相談することが重要です。
ストレッチ以外にもできる五十肩や肩関節周囲炎の予防方法
五十肩や肩関節周囲炎は、主に年齢とともに発生する肩の病気ですが、デスクワークやスマホ片手での生活による姿勢の悪化も原因となります。そこで、ストレッチ以外にもできる予防方法をご紹介します。 まず、デスクワークやスマホ使用中の姿勢を正すことが大切です。背筋を伸ばし、肩甲骨を寄せるように意識しましょう。また、定期的に肩甲骨周りの筋肉をほぐすマッサージやストレッチを行うことで、血流の改善や筋肉の緊張やストレスを解消できます。 さらに、適度な運動を取り入れることも効果的です。肩関節周囲炎は、肩関節を動かす動作や乗り物の運転など日常生活での動作にも影響を及ぼします。運動により肩関節を正しく使い、筋力をつけることで、肩関節周囲炎の発生率を下げることができます。 ストレッチ以外にも、デスクワーク姿勢の改善や肩甲骨周りの筋肉のほぐし、適度な運動など、日常的にできる予防方法があります。病気になる前に、日常生活で意識することが大切です。